3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


常套句 


 

 常套句 歌手:Mr.Children 作詞:桜井和寿

 歌詞はこちらで。

 2012年11月リリース、Mr.Children17枚目のオリジナルアルバム[(an imitation) blood orange]に収録されたナンバー。生田斗真主演フジテレビ系ドラマ「遅咲きのヒマワリ」主題歌。

 「君に会いたい」「愛しています」という好きな人への想いを綴ったストレートでシンプルな歌詞です。しかし、曲のタイトルと絡めて聴くと奥深さが見えてきます。

常套句

 常套句とは「ある場合にいつもきまって使う文句。決まり文句。」という意味です。私個人はあまり良い意味の言葉ではない印象があります。

 「○○があの人の常套句だから」というように、マニュアル的な定型言葉の感じがするのです。何か軽いのです。

 となると、桜井和寿氏は何故「常套句」というタイトルをつけたのでしょうか。この歌詞に綴られている愛の言葉は決まりきった定型文のようなものだという皮肉なのでしょうか。

 その意図が解らずに何度も聴きかし、登場する男女が置かれている状況等も考えてみました。

 するといくつかの鍵になる部分が見えてきたのです。

 1番と2番のサビの部分にあるフレーズ。

 何していますか 気分はどう

 何していたって 君を想う


 これらから考えられるのは、好きな人がそばに居ないという遠距離恋愛的なものではないでしょうか。

 人が人へ感情を伝える手段は、言葉だけではなく、視線、表情、身振り手振り、肌の温もり等があります。

 しかし、遠距離恋愛だと電話、メールに限られる為、「言葉」だけが唯一の手段ですよね。

 言葉選びに長けた詩的センスの持ち主なら別ですが、普通の人はどうしても「会いたい」「愛している」という言葉に想いを託すしかありません。


 つまりこの歌は単に「常套句で愛を伝える男」の歌ではなく、「常套句でしか愛を伝える事が出来ない男」の悲しい歌なのです。

 そんな男の心情を最も顕しているフレーズが間奏から繰り返しのサビへのブリッジ部分です。

 今日も 嬉しさと 悲しみの間を揺れている 狂おしいほど

 「女を愛する気持ち=嬉しさ想いを言葉でしか伝えられない=悲しみ」という解釈ができないでしょうか。男は今すぐにでも女のそばに行って愛を伝えたいのです。狂おしいほどに。


 でも電話なら、声のトーンである程度の感情は伝えれれるのでは?という疑問も浮かびますよね。

 そこで、私は超個人的にシチュエーションを想定して聴いてみました。

 電話すら出来ない状況→男が何らかの罪を犯し刑務所に服役中という設定です。

 すると、恋人とのやりとりは検閲がある「手紙」しか無理ですよね。まさに想いを伝えるには常套句だけが頼りなのです。


 普通のシンプルなラブソングと聞き流すつもりが、タイトルとの絡みで色々想像させてもらいました。

 聴き手にここまで想像させる事を想定してタイトルを付けるとは、桜井氏恐るべしです。

 でも、これだから深読みは止められないのです(笑)



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category: 10年代前半

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tag: 常套句  Mr.Children  ミスチル  桜井和寿  言葉  想い  嬉しさ  悲しみ 
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