3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


冬がはじまるよ 


 

 冬がはじまるよ 歌手:槇原敬之 作詞:槇原敬之

 歌詞はこちらで。

 1991年11月リリース、槇原敬之4枚目のシングル。サッポロビール「冬物語」CMソング。なるほど、冬の歌に似つかわしくないビールというアイテムが歌詞の中に登場するのも頷けます。しかし、暖かい部屋でビールを飲む情景は、恋人同士の親密度をより高く演出するのに役立っている気がします。

冬がはじまるよ

 去年はひとりで寂しかった男が、今年は恋人が出来、ルンルン気分で冬を迎えるというハッピーソングです。

 幸せいっぱいで有頂天なだけかと思いきや、そこには緊張感も同居した歌詞だと思います。主人公の男が、この幸せがずっと続きますようにと必死になっている姿が想像できるからです。

 恋人が出来た時は、相手の全てを知って、お互いに安らげる関係でいたいと考えるのが普通だと思いますが、各コーラスのサビに出てくる 「これからも 僕を油断させないで!」 というフレーズが彼の気持ちがそうでないことを表しています。

 緊張感と距離感を保った関係でいたいという風に解釈できます。

 馴れ合いから、倦怠期になる事を恐れて、常に新鮮な気持ちをキープしていようねという事なのでしょうか。

 これで完結すれば、平凡なラブソング(失礼)なのですが、私は何か釈然としないものがありました。

 なんだか歌詞全体に主人公のひとりよがり感が漂っていて、恋人だと思い込んでいるのは彼だけで、彼女はなんとも思ってないのではないかという気がずっとしていました。

 それが一体何なのかと何度も曲を聴きなおし、気になるフレーズを見つけました。

 ラストのくりかえしサビの部分です。

 冬がはじまるよ ホラ また僕の側で 小さなTVの中の 雪にはしゃぐ横顔がいいね

 これをどのように解釈するか。

 ①テレビの中の雪を見てはしゃぐ彼女

 ②雪ではしゃいでいる彼女がテレビの中にいる

 ①ならば平凡なラブソング(失礼)ですが、②なら曲全体の意味合いが大きく変わってきます。

 この曲がリリースされた91年当時、家庭用ムービーはまだまだ高級品でした。まして、去年のクリスマスにケーキ売りのバイトをしている男が持っていたとは考えにくいです。となると「テレビの中の君」は、テレビ放送に映る君であり、芸能人だと思うのです。

 つまり、主人公が恋しているのはテレビのブラウン管の中の君。バーチャルな存在である女性を妄想の中で恋人と思い込んでいる男の歌なのではないでしょうか。


 う~ん、ちょっとひねくれすぎる解釈ですね(笑)



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category: 90年代前半

thread: 歌詞 - janre: 音楽

tag: 冬がはじまるよ  槇原敬之  緊張感 
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