3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


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はじまりはいつも雨 


 

 はじまりはいつも雨 歌手:ASKA 作詞:飛鳥涼

 歌詞はこちらで。

 1991年3月リリース、ASKA3枚目のソロシングル。パナソニックオーディオのCMソング。

 短期間で広まった楽曲ではなく、“いい曲”としてじわじわと広がっていった結果、シングルチャートで1位にならずにミリオンセラーを達成しました。

 EXILEのATSUSHや堂本剛等多くのシンガーにもカバーされています。にまつわる曲の特集があると必ず使用される人気の曲です。

はじまりはいつも雨

 男女間の恋の始まりを思わせる歌詞ですが、別の解釈もできます。

 新しい事へのチャレンジ。それは順風満帆ではなく、ハンディキャップからのスタート。そのハンディを「」と表現しているのではないかと思います。


 君に逢う日は 不思議なくらい が多くて 水のトンネル くぐるみたいで しあわせになる

 自分のチャレンジのはじまりは何故かというマイナス要因ばかり。でも「しあわせになる」と表現しているのは、ハンディも楽しみに思える程のワクワク感でいっぱいだという事なのでしょう。


 でもそんな主人公も自分のやっている事が正しいのかどうか、確証を持てずにいます。

 僕は上手に君を 愛してるかい 愛せてるかい 誰よりも 誰よりも

 この自信なさげな表現が、主人公のナイーブさ、人間らしさを引き立てていると思います。


 今夜君の事誘うから 空を見てた はじまりはいつも雨 星をよけて

 「星」という輝く栄光をよけるように降る「雨」というハンディ。あえてそれを受け入れてスタートを切る主人公。なにもかも最初から上手くいかないからこそ、それが成功した時の喜びはひとしおなのです。


 2014年5月現在、ASKAは何かとワイドショーを騒がせています。彼の楽曲を販売停止や放送にのせる事の自粛の中、あえて取り上げてみました。理由は単純。“いい曲”だからです。

 もちろん、彼の行いは社会人として許される事ではありません。法の裁きを受け、悔い改めるべきです。

 しかし彼の作品に罪はありません。たとえ薬物を使用してトランス状態で書かれた曲であっても、多くの人の感動を呼んだのに変わりはありません。

 そして、誰しもがその曲に対しての思い入れが生まれます。その時点で著作権云々は別として、詞も曲も彼自身の私物ではなく、世間の共有財産までに昇華したと思うのです。


 この曲がUPされた動画サイトの中で、彼のファンと思われる人がコメントをしていました。

 「雨があがったらまたあなたの声が聴きたい」と。

 相当なハンディからの再スタートになるでしょうが、待ってくれている人はいるのです。



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category: 90年代前半

thread: 歌詞 - janre: 音楽

tag: はじまりはいつも雨  ASKA  飛鳥涼    ハンディキャップ  自信 
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ポケベルが鳴らなくて 


 

 ポケベルが鳴らなくて 歌手:国武万里 作詞:秋元康

 歌詞はこちらで。

 1993年7月リリース、国武万里2枚目のシングル。日本テレビ系の同名ドラマの主題歌。

 妻子持ちの中年男性(緒形拳)と若い女性(裕木奈江)が恋に落ち、やがて男性の家庭は破滅へ向かう「不倫」をテーマにしたドラマです。その中で重要な役割を占めるのが、彼らの連絡手段である「ポケベル」。90年代初頭で携帯はまだまだ普及しておらず、ポケベルこそが当時の若者のマストアイテムだったのです。

ポケベルが鳴らなくて

 歌詞は主人公の女性の気持ちそのもので、大きな捻りも無く、淡々と切ない気持ちを綴っています。

 黄昏の街を 急ぐ人の群れ 愛が待つ場所へ 誰も帰るのね

 そんな風景を カフェの窓際で 1人見ていたら 悲しくなった


 曲の冒頭から「不倫」という十字架の重さを突きつけるような歌詞です。

 街を行き交う人たち。彼ら(彼女ら)にはそれぞれ帰る場所、待っている幸せがあるのに、それに比べて自分のやっている事は何なのだろう。

 このような気持ちで自分自身を責める彼女。重い十字架を背負ったまま、それでも彼女は気持ちを抑えれれない描写も出てきます。

 それでもいい それでもいい 逢いたい

 現実より 愛してる

 この2つのフレーズが彼女の本音なのです。

 悪い事をしている自覚もある。友達からはやめなさいと叱られる。「それでもいい」を繰り返すところに、彼女の本心の強さが表れています。

 そして彼女にとっての「現実」はそれぞれのコーラスのサビにあります。

 私の方から 電話できない

 あなたの一部が 私のすべて


 お互いに50:50(フィフティーフィフティー)ではない関係性。制約が多い環境。これらが彼女にとっての現実ですね。

 一般的に不倫関係で想像出来る障害をズラリと並べているのに、生々しさよりも切なさのほうが感じられるのは何故なのでしょう。

 ズバリ裕木奈江の存在感だと思います。歌っているのは国武万里ですが、何故か裕木奈江が歌っているという錯覚すら起きます。

 色々あって芸能界から干されたという噂も聞きます。

 当時、女性が嫌う女性の代名詞のような扱いでネガティブキャンペーンもありました。その原因が彼女自身の仕事に対する姿勢云々という噂もありますが、ドラマの中での「女性の癇に障るような演技」で総スカンをされたのも理由のひとつらしいです。

 それだけ彼女の演技力がズバ抜けていたのではないでしょうか。

 時代の波の中に消えた天才女優とポケベル。何か共通点があるようで、ノスタルジックな気持ちになってしまいます。
 
 ちなみにこの曲を現代版にリメイクしたなら「既読にならなくて」かも(笑)



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ぼくらが旅に出る理由 


 

 ぼくらが旅に出る理由 歌手:小沢健二 作詞:小沢健二

 歌詞はこちらで。

 1996年5月リリース、小沢健二12枚目のシングル。

 彼は軽快なリズムとヘタウマな脱力系ボーカルで“渋谷系”と呼ばれ、おしゃれな音楽の代表格として90年代を席巻しました。そんな背景もあり、リアルタイムで聴いていた時は歌の内容があまり入ってきませんでしたが、今聴きかえしてみると、その歌詞の良さを実感できます。

 最近、科学の論文で“引用”という言葉が世間を騒がせています。これは無断で行うと“盗作”になりますが、ちゃんと○○の××を使用していますと宣言すれば“引用”として世間に認知されるのです。

 音楽でも昔から“引用”は存在していたと思うのです。記憶に残るところではビートルズが「All You Need is Love」のイントロでフランス国歌を“引用”しました。これは世界最初の衛星放送の為の曲で「EUに敬意を払った」と彼らが言うように特別な場合だったからだと思われます。

 つまり、クリエーターは自分の作品に人の作品を“引用”し組み込む事に抵抗があるのではないでしょうか。

 小沢健二はこの「ぼくらが旅に出る理由」のイントロと間奏にポールサイモンの「You Can Call Me Al」と「Late in the Evening」を“引用”しています。そしてサラリと宣言しているところに、他の音楽家とは違うおしゃれさを感じます。さすが“渋谷系”です(笑)

ぼくらが旅に出る理由

 曲に登場するカップル。女性が遠くへ(多分ニューヨーク)旅立つ事となり、それを見送る男性。

 心がわりは何かのせい? あんまり乗り気じゃなかったのに

 東京タワーから続いてく道 君は完全にはしゃいでいるのさ


 転勤なのか留学なのかは不明ですが、当初乗り気ではなかった女性は心変わりをしています。しかもテンションが上がりはしゃいでいる姿も。

 何故女性が旅立つ事を決意したのか。この時点で男性はそれが理解できずにいるようです。

 そして、空港へ向かう道すがらに出会った秋の風景。その後の女性からの手紙。自分を取り巻く環境等から、なぜ彼女が旅立つ事を決めたのかが理解できたのでしょう。

 それ自身がこの曲のテーマなのですが一体何なのかは、この男性は明確にしていません。2コーラス目で彼女へ書いた手紙の返事に記したのかもしれませんが、「なにを書いたのはナイショなのさ」と、聴き手をいたずらっぽく突き放しています(笑)

 くりかえすサビの部分でそれを推察できます。

 ぼくらの住む世界では太陽がいつものぼり 喜びと悲しみが時に訪ねる

 遠くから届く宇宙の光 街中でつづいていく暮らし

 そして毎日はつづいてく 丘を越え僕たちは歩く


 これらのフレーズから分かる事。

 日常は変わることなく延々と続いていきます。それが平和の証かもしれません。しかし、そこに住む人間も同じであってはいけないのです。少しずつでも変わっていく事が進化へと繋がっていく。

 こう言う事を訴えたかったのかと思います。

 女性も旅に出たからこそ分かった事を手紙に書いています。

 「こんなに遠く離れていると 愛はまた深まっていくの」と


 勇気を持って、日常から一歩踏み出すと分かる事ってたくさんあるのですね。それこそがぼくらが旅に出る理由なのでしょう。


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