3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


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異邦人 


 

 異邦人 歌手:久保田早紀 作詞:久保田早紀

 歌詞はこちらで。

 1979年10月リリース、久保田早紀のデビューシングル。多くのシンガーにカバーされ、今でも歌い継がれている昭和の名曲です。

 テレビのCMソングとして起用され大ヒットしましたが、その映像から中近東を舞台にした歌だとイメージを植え付けられたような気がします。

 久保田早紀のエキゾチックでミステリアスな雰囲気もそれに拍車をかけて、完全に砂漠を彷徨う旅人の歌だと世間では捉えられているのではないでしょうか。

異邦人

 歌詞から連想すると、舞台は中近東ではなくヨーロッパのような気がします。

 市場へ行く人の波、石だたみの街角、ひづめの音

 2コーラス目の歌詞の中で歌われている情景です。「市場」と「石だたみ」で古い街並みが想像できます。

 そして「ひづめの音」。坂道や階段が多い街では、今でも馬を荷物の運搬手段として使っていると聞きます。これらから想像するのは坂の多い古いヨーロッパの街なのです。


 そして、この曲で言うところの「異邦人」は主人公の事ですね。ただの異国の人ではなく、別世界の人、そこにいると浮いてしまう人の意味で使っていると思います。


 子供たちが空に向かい両手をひろげ 鳥や雲や夢までも つかもうとしている

 子供の想像力は無限です。大人では考えつかないような事も実現できるのではないかと胸を躍らせます。主人公もその子供達と同じように「あなた」に対し希望を持っていたのです。

 その姿は きのうまでの何も知らない私 あなたに この指が届くと信じていた

 現実を知らされて打ちのめされた気持ちになっている主人公。自分が信じていたものが無理だと分かった時の衝撃はかなりのものなのでしょう。


 あなたにとって私 ただの通りすがり ちょっとふり向いてみただけの 異邦人

 自分は大切に思っていたのだけど、彼にとっての自分はただの通りすがりのようなものだったのです。現実には気持ちの温度差があったのですね。

 その温度差はまるで違う国で生まれ、違う文化で育った「異邦人」位あったのでしょう。


 そして2コーラス目の「ヨーロッパ」と思われる街は、主人公の傷心旅行の行先ではないかと思います。

 私を置きざりに 過ぎてゆく白い朝

 時間旅行が心の傷を なぜかしら埋めてゆく 不思議な道

 古い街並みがまるでタイムスリップをしたかのような錯覚を主人公に感じさせたのではないでしょうか。

 そして昔から変わらずに続いているであろう街の躍動感。旅人がいようがいまいが、お構いなく「置きざり」にしてでも時間が流れる街の姿に、心の傷が癒されるような気がしたのです。


 迷いながらも気持ちの区切りをつけようと、主人公は「あなた」へ手紙を書きます。

 サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き あとは哀しみをもて余す 異邦人

 別れの手紙を書き終えた後、気持ちの持っていき場が無いのでしょうね。それを慰めてくれる程、街も優しくないのです。何故ならば、街にとって主人公は「ただの通りすがり」の「異邦人」だからなのです。

 本当に心の傷を癒してくれるのは、旅先ではなく、生まれ育ったホームグラウンドなのかもしれませんね。

 「地元に帰ろう」なのです(笑)



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tag: 異邦人  久保田早紀  旅人  砂漠  ヨーロッパ  温度差 
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