3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


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そして僕は途方に暮れる 


 

 そして僕は途方に暮れる 歌手:大澤誉志幸 作詞:銀色夏生

 歌詞はこちらで。

 1984年9月リリース、大澤誉志幸5枚目のシングル。日清カップヌードルのCMソングとして起用され、外国人の子供の表情をアップで捉えた映像のバックに流れていた印象があります。

 それまで大澤誉志幸はビート系のロックミュージシャンのイメージが強かったのですが、この曲でふり幅の広さを見せてくれたと思います。

 作詞は女流詩人の銀色夏生。小説の一遍を切り取ったような文学的香りのする詞です。

そして僕は途方に暮れる

 結婚生活の破綻、もしくは同棲の解消をしたカップルの心情を綴った内容です。でもあくまでも男目線。女性の気持ちは男の想像上ですね。

 突然の別れではなく、それまでに予兆はあったのでしょう。女の行動で男は瞬時に状況を悟ります。

 見慣れない服を着た 君が今 出ていった 髪形を整え テーブルの上も そのままに

 見慣れない服は男が知らない女のもうひとつの顔。髪形は整えたけど、テーブルの上はそのまま。片付けをする間に未練が出てくるのを恐れたのか、一刻も早く部屋を出たかったのでしょうね。


 ひとつのこらず君を 悲しませないものを 君の世界のすべてに すればいい

 男は散々女を悲しませたのでしょうか。自分と別れることで悲しみのない未来を迎えてほしいという気持ちなのでしょうか。それとも今後は悪い男には引っかかるなよという警告なのか。

 多分後者です(笑)「すればいい」という言葉から男の強がりが匂ってきています。

 強がってアドバイスした直後に そして僕は 途方に暮れる のです。

 この部分を聴く度に、村上春樹の「風の歌を訊け」からのシリーズ3部作を思い出します。

 青春期にありがちな、自分がどうすべきか、どうしたいのかが解らないままに毎日を過ごす「フワフワ感」が小説とこの歌詞に共通している気がするのです。


 特にこの曲では、楽しかった毎日が一瞬で過去のものになってしまうやり切れなさから「フワフワ感」が2割~3割増しなのです(笑)


 ふざけあったあのリムジン 遠くなる 君の手で やさしくなれずに 離れられずに 想いが残る

 女が乗っていってしまった車。これを「リムジン」と呼ぶところが夢のような思い出の象徴なのでしょう。(実際にリムジンカーかもしれませんが 笑)

 やさしくなれず~の部分もどうしていいのかわからない「フワフワ感」が伝わってきます。


 もうすぐのハイウェイ 輝いた季節は 君の瞳に何を うつすのか

 君の選んだことだから きっと大丈夫さ 君が心に決めたことだから

 リムジンで高速道路に入ろうとする女。先に広がる「輝いた季節」。途方に暮れる男とは正反対です。

 そして選択肢に間違いは無いブレない姿勢。でも全部男の想像なのです。実際に女の心情はこの歌詞の中からは推測できません。


 曲の最後にもう一度繰り返されるフレーズ。

 見慣れない服を着た 君が今 出ていった

 自分の知らない女のもうひとつの顔を見せられたのは相当ショックだったようです。

 人間、本当に悲しい時は涙も出ずに途方に暮れるものなのでしょうね。



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