3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


世界に一つだけの花 


 

 世界に一つだけの花 歌手:SMAP 作詞:槇原敬之

 歌詞はこちらで。

 2003年3月、SMAP35枚目のシングルとしてリリース。歌詞の中の出てくる「オンリーワン」がその年の流行語大賞にノミネートされる等の大ヒット。その後も様々な企画のタイアップ、カバー等々今でも多く歌い継がれている名曲です。作者の槇原敬之自身もセルフカバーしています。

 ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン 

 「周りを蹴落として1番になる」から「競うより個性を大切にする」の時代へ。

 実際に運動会等でもかけっこに順位をつける事をやめた小学校が増えていると聞きます。少なからず、このフレーズが世間へ与えた影響力はあると思います。

世界に一つだけの花

 実はこの曲の持つメッセージをそのまま受け入れるには違和感がありました。それが何かをずっと考えているとある「闇の部分」が見えてきたのです。

 今回はこの曲が持つその闇の部分を解釈していきます。果たして、人生における応援歌的なこの曲に闇があるのか?

 作者の槇原敬之は90年代初頭のデビューからヒット曲を連発し、文字通り若手のシンガー№1の座を確保しました。しかし、1999年薬物所持により逮捕。それまで彼を「№1」と持てはやしたマスコミは一気に叩きにかかります。しかも同性愛者という個人的な嗜好まで「悪」であるかの如くスキャンダラスに報道。彼は表舞台から姿を消します。

 違法な薬物所持があったとはいえ、彼は世間から手のひら返しを食らったのです。たとえ「№1」であっても、すぐに地に落とされる事の虚しさを実感したのではないでしょうか。そこから生まれたのがこのフレーズ。

 ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン 

 人生の指針を謳っているようで、その裏に槇原氏から世間に対する皮肉が見え隠れします。

 頑張って一番であり続けても、何かに一度つまづいたらそこで終わり。それまで持てはやしていた世間は手のひらを返したように冷たくなる。それなら己(おのれ)をひたすら磨く事に没頭したほうが良い。周りを意識するなんて馬鹿げてる。

 こんなメッセージが含まれていると思うのです。これがひとつめの闇です。

 槇原氏はSMAPに提供したこの曲の大ヒットで表舞台に復帰します。そしてSMAPに歌わせた事にふたつめの闇を感じます。

 今でもそうですが、2003年当時のSMAPは今以上に泣く子も黙る№1アイドルでした。芸能界の№1に君臨する人達が「ナンバーワンにならなくてもいい」と歌いました。これに妙な「上から目線」を感じたのです(笑)

 SMAPもここまで昇り詰めるのに、相当な努力をし、周りを蹴落としてきたはずです。その彼らにナンバーワンを否定する曲を歌わせた。もしかして、「№1アイドルはうちの事務所だけでいい。あなたたちはせいぜい個性を磨いていなさい」というジャニーズから他の事務所へのメッセージなのでしょうか。これは怖すぎる闇です。

 ちょっと考えすぎですね(笑)

 私の偏った解釈は別にして、いい歌ですよね。

 名前も知らなかったけれど あの日僕に笑顔をくれた 誰も気づかないような場所で 咲いてた花のように

 2コーラス目のBメロ部です。これを聴く度に「一寸の虫にも五分の魂」という諺が思い浮かびます。名前を知らないような小さい存在であっても、そこにしっかりとしたものがあれば人を笑顔にする事ができる。生命力溢れるフレーズです。

 周りに流される事なく自分磨きを続けていれば、いつかきっと花咲くものなのです。

 歌のメッセージは前向きに捉えましょう(笑)



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