3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


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冬のリヴィエラ 


 

 冬のリヴィエラ 歌手:森進一 作詞:松本隆

 歌詞はこちらで。

 1982年11月リリース、森進一のシングル。作曲は大滝詠一。もちろん演歌ではなく、大滝サウンド全開の60年代アメリカンポップ風の曲です。

 前年、アルバム「A LONG VACATION」のヒット後、この他に松田聖子の「風立ちぬ」、小林旭「熱き心に」等、他のアーチストへの楽曲提供が軒並みヒットし、大滝詠一ブームが巻き起こっていました。

 全体的にエコーがかかったようなサウンド、シャンシャンと響くギター音。よく聴くとコード進行が同じ(笑)でも大滝サウンドには心がホッとさせられる独特の世界観があるような気がします。

冬のリヴィエラ

 タイトルにある“リヴィエラ”はイタリア語で「海岸」を意味します。舞台は恐らく港町。男女の別れの場面、男は女に黙って去っていきます。昔の日活映画のワンシーンを思わせるような世界観。石原裕次郎や小林旭の姿が目に浮かぶのです(笑)

 歌詞は主人公の男が女に対してではなく、第三者に話しかける形で進んでいきます。私の想像ではこの第三者は男と女の事をよく知るバーのマスターのような気がします。

 女と滞在していたホテルを出てきた男。桟橋で待つ貨物船で港を出る前に馴染みのバーに立ち寄って、マスターに話しかけているといったところでしょうか。

 彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ

 泣いたら窓辺のラジオをつけて 陽気な唄でも聞かせてやれよ


 男が出ていく事を知らずに眠る女。せめて陽気な唄でも聞かせて、心を慰めてやってほしいという男の優しさでしょうか。

 二人が別れる理由はなんなのでしょう。1コーラス目ではまだ明らかにされていません。でも黙って出て行くのには理由があります。

 冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね

 悲しければ 悲しいほど 黙り込むもんだね


 人間、本当に哀しい時には黙り込むものなのです。感情を露わにしてしまうと、それで相手との傷が深くなるのが怖いからかもしれませんね。


 寡黙な男ですが、女はその真意を分かっていたのです。

 彼女(あいつ)は俺には過ぎた女さ 別れの気配をちゃんと読んでて

 上手にかくした旅行鞄に 外した指輪と酒の小瓶さ


 何も語らずとも以心伝心。男からもらった指輪と男の好きな酒をこっそりと鞄に入れる女。なんとも粋な行為ですよね。

 そんな二人が別れる理由は2コーラス目のサビで明らかになります。

 冬のリヴィエラ 人生って奴は 思い通りにならないものさ

 愛しければ 愛しいほど 背中合わせになる


 そう、人生は思い通りになりません。相手の事を愛しく思えば思うほど、すれ違いが生じてくるのもまた人生。

 相手の事が嫌いになった訳ではないのです。「可愛さ余って憎さ百倍」という表現もあるように、二人の距離が縮まると生まれてくる近親憎悪的なすれ違い。気がつけばこの二人は背中合わせになっていたのでしょう。


 ※2013年大晦日、大滝詠一氏の訃報。あまりに突然すぎる為、黙って去っていく主人公の姿とオーバーラップしてこの曲を取り上げました。ご冥福をお祈りします。


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tag: 冬のリヴィエラ  森進一  松本隆  大滝詠一  別れ  寡黙 
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