3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


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白い一日 


 

 白い一日 歌手:井上陽水 作詞:小椋佳

 歌詞はこちらで。

 1973年12月リリース、井上陽水初期の大ヒットアルバム「氷の世界」に収録されたナンバー。作詞を担当した小椋佳も1974年にシングルとしてリリースしています。

 夕暮れにひとりきりの部屋で聴くと、何とも言えない切ない気持ちになってくる曲です。その切なさはどこから来るのでしょう。淋しげなメロディーからでしょうか。歌詞の内容も大きいと思います。

白い一日

 恋に破れた男が去っていった恋人の面影を追いかける歌だと推測できます。

 まっ白な陶磁器を ながめては飽きもせず かといって触れもせず

 そんなふうに 君のまわりで 僕の一日が 過ぎてゆく


 白い陶磁器をぼんやり眺める男。きっと思い出の品でしょう。そこに恋人の姿を投影させ、遠くから眺めるだけで触れる事ができない。「触れる=恋人へのアクション」と考えると、寄りを戻す為の行動を起こせずにいる男の心境が見えてきます。

 目の前の 紙くずは 古くさい手紙だし 自分でもおかしいし

 やぶりすてて 寝ころがれば 僕の一日が過ぎてゆく


 古くさい言葉を綴った恋人へ書いた手紙。当然、男は渡すこと等できません。その役割を果たせない手紙は「紙くず」同然なのです。

 現実逃避をして部屋にこもっている感じがする男ですが、サビの部分では自分の置かれた状況をちゃんと把握しているところが見えます。

 ある日 踏切りの向こうに君がいて 通り過ぎる 汽車を待つ

 遮断機が上り ふり向いた君は もう大人の顔を してるだろう


 二人の間を遮断する踏切と線路は、心のすれ違いや何らかの障害を表し、通り過ぎる汽車は時の流れを表しているのでしょう。

 ようやく遮断機が上がり、恋人の元へ近づこうとした時、振り向いたその顔は以前とは違う大人の顔だった。二人の間にある障害と時の流れが恋人を心変わりさせたのです。

 男はもう以前の二人のようにはなれないことを分かっています。だからこそ、陶磁器を眺め、手紙を破り捨て、何も行動を起こせずにいるのです。

 そして歌詞の最後の部分

 この腕をさしのべて その肩を抱きしめて

 ありふれた幸せに もちこめれば(落ちこめれば)いいのだけど


 小椋佳井上陽水は一部違う歌詞で歌っています。「もちこめれば」井上陽水「おちこめれば」小椋佳

 なぜ歌詞が違ったのかは定かではありませんが(井上陽水の聞き間違い説あり)、これによって主人公の男の心情に食い違いが生まれてきます。

 「もちこむ」なら、男は自らの力でありふれた幸せを引き寄せたいという願望が見えます。「おちこむ」だと、自然にそうなればいいなという他力本願的な気持ちが見えます。

 「もちこむ」バージョンなら男が入っているトンネルに出口が見えそうですが、「おちこむ」バージョンはまだまだトンネルが続きそうですね(笑)



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tag: 白い一日  井上陽水  小椋佳  踏切    ありふれた幸せ 
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