3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


今宵の月のように 


 

 今宵の月のように 歌手:エレファントカシマシ 作詞:宮本浩次

 歌詞はこちらで。

 1997年11リリース、エレファントカシマシ15枚目のシングル。テレビドラマ「の輝く夜だから」主題歌。

 PVはの映像は、そのほとんどがボーカル宮本浩次のアップ。まるで緊迫感に耐えられぬように(笑)彼がカメラから視線を外しながら歌うのが印象的でした。

今宵の月のように

 から降り注ぐ光に不思議なパワーを感じる時があります。まるで人間の体の中に眠る力を呼び起こすような。実際にの満ち欠けで人のテンションが左右されるという統計も出ているらしいです。

 この曲に登場する男も、月の影響を受けて感情に変化を見せています。


 冒頭のさわりの部分。

 くだらねえとつぶやいて 醒めたつらして歩く いつの日か輝くだろう あふれる熱い涙

 いつまでも続くのか 吐きすてて寝転んだ 俺もまた輝くだろう 今宵の月のように


 青文字部分と紫文字部分の相反する二つの気持ちが交錯しています。青部分からにじみ出る投げやりに諦めたような「やさぐれ感」。紫部分には本人の希望

 何もかも上手くいかずに「やってられっか!」と思いながらも、「このままではいけない」という思いが交互に。男のフワフワとした気持ちが伝わってきます。


 君がいつかくれた 思い出のかけら集めて 真夏の夜空 ひとり見上げた

 男がふと見上げた空の上に輝く月。彼はそこに過去の輝いていた思い出が見えたのではないでしょうか。今のやさぐれている自分とは正反対の自分が。この「君」とは過去の自分の事なのかもしれませんね。

 君のおもかげ きらりと光る 夜空に 涙も出ない 声も聞こえない

 輝く過去の自分の面影が蘇り、このままでいいのかと自問自答を始めた男の姿が想像できます。

 そして男の決意が見えるフレーズ。

 もう二度と戻らない日々を 俺たちは走り続ける

 この部分がこの曲のテーマなのではないかと思うのです。やさぐれてる場合じゃないよ。走り続けないとだめだよと(笑)


 曲中と最後のサビの部分で男の気持ちに変化があったのが分かります。

 今日もまたどこへ行く 愛を探しに行こう いつの日か輝くだろう あふれる熱い涙

 明日もまたどこへ行く 愛を探しに行こう いつの日か輝くだろう あふれる熱い涙


 冒頭にあった投げやりな気持ちから、前に進んでいこうという気持ちに変化しています。「いつの日か輝くだろう」も輝く為にどうすべきかという積極性が見えるような気がします。

 見慣れている町の空に 輝く月一つ

 月のパワーが彼の中に眠っていた「生きる力」を呼び起こしたのでしょう。


 エレカシがレコード会社からの契約解除や事務所の解散で味わった挫折感。再出発後の曲という事を考えると、宮本氏は自分たちの経験や思いを詞にしたのかもしれませんね。



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category: 90年代後半

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