3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


ハートのイアリング 


 

 ハートのイアリング 歌手:松田聖子 作詞:松本隆

 歌詞はこちらで。

 1984年11月リリース、松田聖子19枚目のシングル。作曲のHolland Roseは佐野元春のペンネームでホール&オーツの語呂から取ったものです。

 この曲のヒットで、松田聖子は全てのシングルの総売上枚数が1000万枚を突破。史上8人目で、ピンクレディーに次ぐスピード記録だそうです。

ハートのイヤリング

 人影のないカフェで別れ話をするカップル。その時の女性の心情を綴った歌詞になっています。

 全体的に伝わってくるのが、お互いの本音をぶつけあえない関係性。悪く言えば「腹の探り合い」をしているように感じます。

 Stay with me 気にしてるの? ハートのイアリング 他の誰かにもらったの 嘘のつぶやき

 カマをかけるように、他の男性からのプレゼントを装う彼女。心配させる事で彼の本音を引き出そうとしてるのでしょう。

 それに対して、リアクションが薄い彼。

 優しく叱ってよ 妬いてもくれないの? そんなに冷めてしまったの?

 あの娘のうわさなど信じたくないけど 本当だったら はっきりさせてね


 この「優しく叱って」という部分に、二人の関係性が表れている気がします。彼女は彼に、嫉妬して感情的に叱るのではなく、諌めるように優しく叱ってほしいのです。包容力を求めているのでしょう。

 彼のほうが彼女より年下という解釈もできます。すると「あの娘」というのは自分より若い浮気相手(?)年下の彼が若い女の子に走ったとなると、彼女にかかるプレッシャーは相当大きなものです(笑)

 その後も彼女は彼に、浮気相手との事を問い詰めます。でも言葉を濁して本当の事を語らない彼。


 彼女はイチかバチか賭けに出ました。

 Stay with me くやしいから スキーに行くわ 頭の中でこしらえた 彼と一緒に

 別の男とスキーに行くと彼に告げたのです。彼はきっと止めてくれるはずだという自信もどこかにあったのでしょう。

 しかし、その自信は脆くも崩れさります。

 サヨナラと今言ったの? 遠すぎて聞きとれないわ

 優しく叱ってよ 素直じゃない私 素早く席を立たないで


 彼女の賭けは裏目に出ました。彼は小さな声で「サヨナラ」と告げて席を立ってしまったのです。


 背中を見送って そっと外したイアリング 道に捨てればがかくすでしょう

 春になる頃 あなたを忘れる


 他の男に貰ったと嘘をついたイアリングを捨てる彼女。恋愛に駆け引きを持ち込んだ事を後悔してるのでしょうね。

 彼女の駆け引きなしの本音は、Stay with me(そばにいて欲しい)だったのに彼には伝わりませんでした。


 彼の本音はどうだったのでしょう。若い浮気相手の存在は本当にあったのでしょうか。それとも、彼女の駆け引きを信じ込んで自ら身を引いたのでしょうか。


 実は同じ松本隆作品に、アンサーソングと思える曲を見つけました。

 その曲は男性側の想いを表現したものです。次回取り上げたいと思います。



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