3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


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冷たい雨 


 

 冷たい雨 歌手:ハイ・ファイ・セット 作詞:荒井由実

 歌詞はこちらで。

 1976年4月リリース、ハイ・ファイ・セット5枚目のシングル。前年に荒井由実がバンバンに提供した曲のカバー。他には倉田まり子もカバーしていましたが、個人的にはハイ・ファイ・セットのバージョンが一番好きです。

 何といってもボーカルの山本潤子は歌が上手です。声が綺麗というだけでなく、聞き取りやすい言葉のひとつひとつが命を吹き込まれて、聴き手の心に素直に入ってくる感じがします。

 時代が変わっても、曲もおしゃれで、まったく古い感じがしません。是非、Superflyあたりがカバーしてくれたらしっくりくるかなと思います。(風貌も似てるしね)

冷たい雨

 喧嘩をして出て行き、部屋に戻ったらもう別の女が居たというかなり残酷な内容の曲です。


 冷たい雨にうたれて 街をさまよったの もうゆるしてくれたって いい頃だと思った

 男女間によくありがちな喧嘩の風景です。彼女が「もう許してくれる頃」と想像するところからして、この二人はかなり親密な深い関係だと思います。これまで何度も喧嘩をし、仲直りをする事を繰り返してきた。その経験から「そろそろほとぼりが冷めて仲直りできる頃」だという確信があったのでしょう。

 そんな彼女の自信は次のフレーズで崩されてしまいます。

 部屋にもどって ドアをあけたら あなたの靴と だれかの赤い靴

 物語のセオリーが起承転結なら、この歌詞はそれを見事に裏切ってくれます(笑)1コーラスBメロでいきなりの「転」。

 いつものように仲直りをする為に部屋に戻った彼女。それなのに事もあろうか、彼は別の女を連れ込んでいる。喧嘩して興奮した心をクールダウンさせるはずだった雨は、この瞬間から「現実」という冷たさとなって彼女の肩に降り注ぎはじめたのですね。

 恐らく中の二人に声をかけることなく、彼女は部屋を飛び出したのでしょう。到底、気持ちの整理はまだまだ付けられるはずもなく、綺麗事を言う余裕すらありません。

 冷たい雨が降るたび あなたを思うでしょう 幸せにくらしてなどど 願えるはずもない

 これが今の彼女の本音ですね。結果的に自分を追い出す形になった二人に対して、幸せになって欲しいなんて思えるはずはないのです。

 考えたら、喧嘩になったのも彼の計算かもしれません。すでに彼の気持ちは別の女にあり、些細な事で因縁をつけて彼女が出て行くように仕向けた。そこには心変わりをした事を、はっきりと告げる男らしさも無く、傷つけまいとする為に自分が悪者になる優しさも感じられません。

 酷い男ですよね。

 彼女の名前 教えないでね うらむ相手は あなただけでいい

 恋人に浮気された場合、男は女を責め、女は浮気相手の女を責めるといいます。その方程式なら、彼がいくら酷い男でも、彼女は浮気相手の方を責めたくなるでしょう。しかし、あえて「名前を教えるな」と望むのは、彼女自身のプライドではないでしょうか。

 自分がいた場所に収まって、笑顔で暮らしている(だろう)女を恨むのは、あまりにも自分が悲しすぎる。酷い男だから、譲ってやったという位の「上から目線」にいる事が、今の彼女を支える唯一の力のような気がします。



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tag: 冷たい雨  ハイ・ファイ・セット  荒井由実  松任谷由実  山本潤子  喧嘩  恨み   
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