3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


19:00の街 


 

 19:00の街 歌手:野口五郎 作詞:伊藤薫

 歌詞はこちらで。

 1983年1月リリース、野口五郎43枚目のシングル。自身が出演したMBSドラマ「誰かが私を愛してる」の主題歌。

 70年代を代表するアイドル“新御三家”のひとり、野口五郎が80年代に入り、久々に輝きを見せた曲というイメージが残っています。

 心地よいメロウなサウンドアレンジが当時ブームだった、稲垣潤一や山本達彦等の“シティポップ”を意識していますが、野口五郎のボーカルが入ると若干ムード歌謡に聴こえなくもないのはご愛嬌です(笑)

19:00の街

 都会で生きる男女の儚い繋がりを綴った歌詞だと思われます。


 その男女の今の状態を端的に表すフレーズ。

 ためらいも 戸惑いも 捨てて来たのに

 1コーラス目・Bメロ部分です。二人はなんらかの心の決着をつけるために、今日はやってきたのでしょう。

 これにつながるのが2コーラス目のAメロとBメロ。


 光と影 線を描き 車が過ぎる うつむいて二本目の煙草に火を点け

 二人の間に流れる重苦しい空気が伝わってきます。ちゃんと話もできないまま、ごまかすように二本目の煙草に火をつける男。


 女は息 男は汗 夜を重ねて わかり合い くい違い 生きる旅人

 SEXを思わせるフレーズです。結局そのままズルズルと、いつもの行為になだれ込んでしまったのでしょうね。
 
 流されるまま、惰性で抱き合う、なんともダメダメな二人に感じます。


 そんな自分たちのポンコツ度合い(笑)を彼らは分かっているのです。それが集約されたのがサビの部分。


 ああ時間ばかりついやしたイタズラに あなたの心の中に

 傷ひとつも残せないで 愛と呼べるはずもない 絡んだ運命の絆



 倒置法の文体を置き換えると、二人の胸の内が良く見えてきます。

 あなたの心の中に ちゃんと訴えかける事もせず 時間ばかりを無駄に過ごしてきた。

 そんな流れにまかせるだけの繋がりが 愛と呼べるはずもないだろう。


 置き換えて、個人的解釈をしてみました。


 そしてタイトルにもある19:00。

 夕方と夜の間の微妙な時間帯が、お互いの気持ちをぶつける事ができない男女の中途半端さを表現しているようです。


 お洒落なシティポップとコアなムード歌謡の両方に聴こえる微妙さも、19:00という時間帯にピッタリマッチしているのです(笑)


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category: 80年代前半

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tag: 19:00の街  野口五郎  伊藤薫  倒置法  運命 
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コメント

 

誰かが私を愛してる

こんばんは、初めまして。


ドラマ『誰かが私を愛してる』観てました。
多岐川裕美さん主演で、野口五郎さんも出ていましたね。
あと露口茂さん
ホテルを舞台にしためぐりあった男と女・・・

都会で生きる男女の儚い繋がりを綴った歌詞・・・
まさしくそうですね。
歌詞をこんなふうに紐解いてゆくのはとても興味があります。
どれもこれも深い考察のものばかりですね。

りりん #FlBc1VJ. | URL | 2014/10/17 21:32 | edit

Re: 誰かが私を愛してる

ご訪問&コメントありがとうございます。

自分本位で都合よく解釈したものばかりですので、こじつけな部分も多々ありますが(笑)楽しく書かせてもらっています。


りりんさんのブログは、歌と綺麗な写真がマッチして、新たなストーリーも想像でき、引き込まれてしまいます。


またこちらからも訪問させてくださいね。

歌読み人 #- | URL | 2014/10/17 23:51 | edit

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