3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


そして神戸 


 

 そして神戸 歌手:内山田洋とクールファイブ 作詞:千家和也

 歌詞はこちらで。

 1972年11月リリース、内山田洋とクールファイブ14枚目のシングル。神戸と言えばまず思い浮かぶのがこの曲という程、ご当地ソングの定番です。

 サビの歌詞にある そしてひとつが終り そしてひとつが生まれ のフレーズが神戸の港に寄せてはかえす波を連想させます。

 クールファイブは昭和40年代、50年代を代表するムード歌謡のグループです。ムード歌謡は男性が女性の心を歌う、“ナヨっ”としたおねぇの様なイメージがあります。(ほぼ偏見ですね 笑)

 しかし前川清の男性的な歌唱は私が持つような偏見を覆す迫力があります。それで女性の繊細な心理を表現出来る天才的なボーカリストではないでしょうか。

そして神戸

 この曲は男に捨てられた女性の悲しみを綴ったものです。 波止場で涙に暮れる姿が想像できます。

 各コーラスのAメロは、捨てられた悲しさを引きずる自分に言い聞かせているフレーズです。

 ① 神戸 泣いて どうなるのか 捨てられた我身が みじめになるだけ

 ② 神戸 呼んで 帰る人か 傷ついた心が みにくくなるだけ

 彼女は泣いて、帰らぬ人の名前を呼んでいる姿がみっともなく格好悪いものだと分かっているのです。それでもこれらのフレーズが曲の最初にあるのは、頭で分かっていながら、心では割り切れない姿を強調しているのでしょう。

 未練たっぷりなのです。


 その未練を強引に断ち切ろうとしているのが、Bメロです。

 ① 神戸 船の灯 うつす 濁り水の中に 靴を投げ落とす

 ② 神戸 無理に足を運び 眼についた名もない 花を踏みにじる

 靴を投げ捨てて、花を踏みにじるという暴力的な行為に訴える事で、惨めな自分の姿を消し去ろうとしています。


 でも、この女性はこの後、自立していこうという姿勢が感じられないんですよね。

 夢の続き 見せてくれる 相手 捜すのよ

 幸せを自分で手に入れるのではなく、誰かに与えてもらおうという他力本願さが出ています。


 誰かうまい 嘘のつける 相手 捜すのよ

 しかも、それが偽りの幸せだとしても、上手に誤魔化してくれればそれでいいという姿勢も。


 う~~ん、この女性は、不倫願望者なのでしょうか。

 いえいえ、これぞ全て相手に身を任す「あなた色に染めてください」的な昭和の女なのです。

 平成の今なら、面倒くさいとい言われるタイプかもしれませんね(笑)


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