3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


壊れかけのRadio 


 

 壊れかけのRadio 歌手:徳永英明 作詞:徳永英明

 歌詞はこちらで。

 1990年7月リリース、徳永英明10枚目のシングル。現在、カバーソングシンガーの第一人者、徳永英明のオリジナルソングであり代表曲。自身も出演したTBSドラマ「都会の森」の主題歌です。

壊れかけのRadio

 昭和40年代、50年代に思春期を過ごした人にとってラジオは特別思い入れのあるメディアだと思います。単に情報や娯楽を提供してくれるだけではなく、そこから流れるトークや音楽に感じる事ができる温もりや親近感。

 特に若者をターゲットにした深夜放送は、世間が寝静まった時間帯に独自の世界を発展させたサブカル的な存在で、新聞やテレビとは違い、相互通行でやりとりができる身近なものだったのです。人によっては、ただの家電ではない、思い入れがあるパートナー的存在ではないでしょうか。

 この曲は遠い記憶の中にあるラジオの存在を辿りノスタルジックになる男の気持ちを綴ったものだと解釈できます。


 何も聞こえない 何も聞かせてくれない 僕の身体が昔より 大人になったからなのか

 出たしのフレーズです。昔から聞いてた音楽(トーク)と同じはずなのに、心に響いてこなくなった。自分自身が変わってしまったからなのだろうかと疑問を感じる男。

 ベッドに置いていた 初めて買った黒いラジオ いくつものメロディーが いくつもの時代をつくった

 いくつものメロディーがいくつもの時代をつくったと言うのは、純真無垢だった少年が様々なカルチャーショックを受け、成長させられたという事を綴っているのだと思います。それだけ、ラジオは彼にとってかけがえのない存在だったのです。

 彼はそのラジオに何度も問いかけます。“本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio”と。

 現在の彼は、色々な問題を抱えて疲れているのでしょう。自分を見失っているのかもしれません。思春期に少年から大人に変わった時のようにラジオに救いを求めているのです。壊れかけているのはラジオだけではなく、彼の心もなのです。


 思春期に大きな影響を与えてくれた存在。人によって様々です。音楽であったり、スポーツであったり、本であったり。

 それらは普段は胸の奥底に仕舞われていますが、辛い時、苦しい時にふと蘇り自分を慰めてくれる「心の故郷」的なものですよね。



 若者のラジオ離れが言われていましたが、最近radikoでPCやスマホから簡単に聴ける環境により、息を吹き返してきているらしいです。Twitter等のSNSを利用してパーソナリティとリスナーがリアルタイムでやりとりできる環境も整っています。身近なメディアとして、また違う形で新しい文化になりうるかもしれませんね。



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