3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


もうひとつの土曜日 


 

 もうひとつの土曜日 歌手:浜田省吾 作詞:浜田省吾

 歌詞はこちらで。

 1985年5月リリース、浜田省吾18枚目のシングル『LONELY-愛という約束事』のB面。浜田省吾の代表的なバラードで、コブクロやダイアモンド☆ユカイ等多くのシンガーにカバーされています。

もうひとつの土曜日

 80年代後半から90年代初め、ちょうどバブルを挟んだ前後の時期、カラオケでこの曲を歌う男性がたくさんいました。意中の女性を口説く為の定番ソングでした。肩パッドが入ったスーツを着た男性が、ワンレンやソバージュの女性の目を見つめながら歌う場面が今も目に浮かびます(笑)

 口説きソングとして定着した一番の理由は、女性を一途に想い続ける男性の姿を描いていたからだと思います。この曲は『ひたむきな想い』を相手にアピールするには好都合な一曲だったのではないでしょうか。

 登場する女性には恋人がいます。歌詞の随所にあるフレーズ

昨夜眠れずに泣いていたんだろう 彼からの電話待ち続けて

ただ週末の僅かな彼との時を つなぎ合わせて君は生きてる

 これらから、『彼女は遠距離恋愛をしており、恋人とは連絡のすれ違い等があり、イマイチ上手くいいってない』『彼女は常に彼の事を考え、会った時の喜びを糧として日常生活を送ってる』と想像できます。

 これらのフレーズを踏まえた上で、彼女の恋人目線でよくよく聴き返すと、「ん?」と思いたくなります。甘いメロディラインでオブラートされていますが、結構とんでもない歌に聴こえてきます。

 「こんな名曲に何て解釈をするんだ!」と批判の声が聞こえてきそうですが、誤解を恐れずに言うと、主人公の彼の計算高さが見えてきて、素直に「一途でひたむきな想いだなぁ」とは思えません。

 彼の計算高さとは何か?ズバリ、彼女に選択をさせているというところです。

 1コーラス目にあるCメロからサビの部分。

まだ君は若くその頬の涙 乾かせる誰かがこの町のどこかで

君の事を待ち続けてる 振り向いて 探して

 目の前で涙する彼女に対して、「もっと優しい男が近くにいるよ。ほら、探して」と促すフレーズ。なぜここで「俺は君が好きだ。俺だったら絶対に泣かさない」とはっきり言わないのか。あくまでも、彼女をこちらの土俵に上げるための伏線、更にもしダメでも自分が傷つかないための保険をかけてるように感じます。

 最終的に曲の最後で、彼は彼女に指輪を渡し、ちゃんと気持ちを伝えるのですが、この伏線を張ったようなフレーズがあるので、彼としては用意周到で、断られるリスクを最小限にしての告白ではないかと、うがった見方をしてしまいます。


 それからもうひとつ、彼の心情を表しているフレーズで気になる部分。2コーラス目のAメロです。

君を想う時 喜びと悲しみ ふたつの想いに揺れ動いている

君を裁こうとする その心が 時におれを傷つけてしまう

 喜びと悲しみというふたつの想い…彼の中にも恋人がいる女性に想いを寄せているという罪悪感が見え隠れします。しかしその後の"君を裁こうとする心"という言葉…裁くとは、恋人がいるのに、他の男に会っている彼女の罪を裁こうという事でしょうか。だとすると「お前が言うなよ」という話ですが(笑)

 まぁ、しかし彼の心情もこれくらいにゴチャゴチャに混乱してしまっているという表れでしょうね。


 『恋愛は理性を失わせる』 『心の隙間に入ってこれられたら人間は弱い』 『会えない恋人より、近くにいる異性の知り合いに心奪われる』等々、遠距離恋愛で気を付けるべき点が色々と詰まった歌だと思います。あくまで彼女の恋人目線からの解釈です。



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