3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


思いがかさなるその前に… 


 

思いがかさなるその前に…

 思いがかさなるその前に… 歌平井堅 作詞:平井堅

 歌詞はこちらで。

 2004年10月、平井堅22枚目のシングルとしてリリース。同年早くからTOYOTAのCMソングとしてオンエアーされていた楽曲の作品化です。


 「キミ」に対する「僕」の心情を綴った歌詞になっています。

 そこには「キミ」へ何も見返りを求めない「ボク」の姿が見えます。まるで「無償の愛」のような「キミ」と「僕」の関係性は50:50の恋人同士ではないでしょう。

 まだ成熟した人間ではない「キミ」、それを見守る「僕」。私は「親子愛」を歌っていると解釈しました。


 キミの目に映る青空が 悲しみの雨に滲んでも

 そんな時は思い出して 笑い合えた今日の日を


 二人で過ごしている楽しいひと時。この幸せな瞬間を心に刻み、辛くなった時は思い出してほしいという願い。これは僕自身がこのひと時を絶対に忘れない。キミが戻りたくなったら、いつでもここにいるよという誓いなのでしょう。


 肩を落とすキミを見る度に 連れ出すのは僕の方なのに

 時々わからなくなるよ 僕が救われてるんだ


 前にも書いていますが、「僕」の思いは見返りを求めていません。だからこそ「キミ」を励ますつもりが、逆にこちらが励まされている事に驚いているのです。これは「キミ」の存在自体が「僕」にとっての生き甲斐みたいなものなのでしょう。やはり「無償の愛」が感じられるのです。


 そしてサビは「僕」は「キミ」との関係が永遠に続くものではない事を表しています。

 ねぇ いつかキミは僕のことを 忘れてしまうのかな

 その時はキミにを振って ちゃんと笑ってられるかな

 「キミ」がいつか巣立っていくことを「僕」も心では分かっているのです。でもまだ先の事で具体的に考えられず、その時の自分がしっかりとした態度をとれるかも自信が持てません。


 ねぇ そんな事を 隣でキミも思ったりするのかな

 時の流れと共に、関係性は変化します。親は年老いていき、子供は成長して巣立っていく。親はその時が来る事が楽しみでもあり、悲しくもあるものです。子供も今は分かっていなくても、必ず先では分かるものでしょうね。


 ねぇ こんな僕はキミのために 何ができるのかな

 言葉にならない思いだけ 強くを握ろう 強くを握ろう

 限られた時間の中で、「キミ」の為に一体何ができるのか?子供が成長するにつれて、取り足取り導いてやれなくなり、親は焦りを感じる事があります。

 思いはずっと変わらずにあるのに・・・。それを上く言葉で伝えらられないもどかしさ。でも、言葉にならない事を嘆くよりも、今一緒にいられる時間の幸せを噛みしめたほうがいいのです。

 ギュっと抱きしめるスキンシップで伝わるものですよね。



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