3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


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アシメントリー 


 

アシメントリー

 アシンメトリー 歌手:スガシカオ 作詞:スガシカオ

 歌詞はこちらで。

 2002年5月、スガシカオ13枚目のシングルとしてリリース。米倉涼子主演のドラマ「整形美人。」の主題歌でした。

 アシンメトリーとは髪型の種類でよく使われる言葉ですが、左右非対称の意味です。シンメトリー(左右対称)が芸術の世界での様式美を指しますが、実際の人間は完全に左右が対称になる事は無く、アシンメトリーが本来の姿であると言えるでしょう。

 タイトルには、僕らはシンメトリー(左右対称)の完全な人間ではなく、不恰好なアシメントリー(左右非対称)の人間なんだよという意味が込められているのでしょうか。


 歌詞を見てみると、自分たち(君と僕)のネガティブな部分を晒すところから始まっています。

 ヒドイ嘘をついて ふさぎ込んだり あてもな夢を見たり

 生きてゆくことになげやりになったりして・・・

 「だから、自分が思っているよりも君は強くないし、僕も何ら変わらない人間なんだよ。」と語りかける僕。

 相当な自信家でない限り、誰しも心のどこかに抱えている気持ちだと思います。


 君の涙の色はきっと にぶいぼくには見えやしないから

 そう・・・だから何度も 君のその手を確かめる

 弱いからこそ、自分の事だけにいっぱいいっぱいになり、パートナーの苦しみに気付かない時もあるかもしれません。相手のサインを見逃さない為にコミュケーションを沢山とらなくてはいけないのです。


 更に、そんな人間関係の中でも大切なのは「譲り合い」なのです。

 半分になった赤いリンゴの イビツな方をぼくがもらうよ

 二人はそれで たいがいうまくいく

 これは出来るようで出来ない事です。どうしても「俺が俺が」の気持ちが先走り、自分本位になってしまう。率先して歪な林檎を取るような気持ちがあれば、たいがいうまくいくものですね。


 ザッと歌詞を読んでみるだけで、人間の生き方としてまっとうな事が多く語られています。まるで道徳の教科書のような(笑)ファンキーなリズムとメロディと相反する感じがします。


 でもさすがはスガシカオ。チクリと刺す事は忘れていません。ちゃんと世間に対する皮肉も織り込んでいます。

 手に入れたものは自由じゃなく 自由のまがい物ばかり

 失くしたものは いちいち憶えちゃいない

 今の世の中は本当に自由なのか。僕たちが自由と思っているものは自由のまがい物じゃないのか。それと引き換えに失ったものは、いちいち憶えてられない程たくさんありすぎるのです。

 物や便利さを自由の象徴だと思っているけど、それを手に入れた事で稀薄になった人間関係。憶えていない程、たくさんの人との触れ合いを失ってしまった悲しさ。

 
 きっと ぼくらの明日なんて 始まりも終わりもなく そこにぼくと君がいればいい

 だから今、目の前にいる君を大事にしようと考える僕。難しく考える事はないのです。もし、君の心がつかめなければ、何度も何度もその手を確かめればいいだけ。

 人間は誰しも不完全なアシンメトリー(左右非対称)なのです。


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category: 00年代前半

thread: 歌詞 - janre: 音楽

tag: アシンメトリー  スガシカオ  涙の色  明日  リンゴ  ネガティブ  自由 
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