3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


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色づく街 


 

 色づく街 歌手:南沙織 作詞:有馬三恵子

 歌詞はこちらで。

色づく街

 1973年8月、南沙織、通算9枚目のシングルとしてリリース。

 南沙織は70年代のアイドルとしては異質な存在だと思います。10代の頃から大人びていたエキゾチックな顔立ち。有馬三恵子-筒美京平コンビによる洗練された楽曲。返還前の沖縄から来たという少しミステリアスな部分。

 アイドルの曲は、少し時間が経つと聴くのが恥ずかしいものです。(これが20年以上経つと別ですが 笑) でも、南沙織にはこの手の恥ずかしさがまったくありませんでした。アイドルというよりアーチストという言葉が似合う歌手でした。


 この曲はタイトルからわかるように秋の歌です。色づくとは「木の葉や果実が、赤や黄色になること」。山が紅葉で色づくように、街も秋になればなんとなくセピアがかって色づいてくるのですね。松本隆氏が松田聖子の楽曲の中で「映画色の街」と表現したのは、こんな風景なのかなと思います。


 恋人と別れた女性の切ない心情を表現した曲です。キーワードは「青い枯葉」。

 あの日別れた駅にたたずみ 青い枯葉かんでみたの

 枯葉は枯れてから落ちるから「枯葉」です。青い枯葉というのが存在するのでしょうか?学術的な事はわかりませんが、青いまま落ちているのなら、そのものズバリ「青い落葉」ですよね。

 なぜ作者は「青い枯葉」と表現したのか。曲の出だしに答えがあります。

 いまもあなたが好き まぶしい思い出なの

 別れた恋人への想いを断ち切れていない彼女。その思い出はまだ鮮明に残っています。でも、実際は、過ぎ去ってしまった取り戻せない過去なのです。それを「見た目はまだ青い落ち葉だが、実際は枯れてしまっている」=「青い枯葉」に例えたのだと思います。


 彼女が青い枯葉をかみながら見上げた街並みはすっかり色づいています。まだ思い出の呪縛から抜けられない自分を置いてけぼりにするように。


 愛のかけら抱きしめながら 誰もみんな女になる気がするの さよならはその日のしるしね

 愛のかけらとは過ぎ去った愛の後に残されたもの。経験の事でしょう。その経験を積みながら少女は女になっていく。「別れ」は次のステップに進むためのターニングポイントなのです。


 街は色づくのに 会いたい人はこない 人の優しさ 人の温もり 通り過ぎてわかるものね

 失って初めてわかった、愛した人の大切さ。自分のひたむきだった想い。「愛のかけら」を抱きしめた彼女は「青い枯葉」を踏み越えて、大人へなっていくのです。



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category: 70年代前半

thread: 歌詞 - janre: 音楽

tag: 色づく街  南沙織  有馬三恵子  筒美京平  青い枯葉  さよなら  別れ  愛のかけら 
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