3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


星空のディスタンス 


 

 星空のディスタンス 歌手:THE ALFEE 作詞:高見沢俊彦 高橋研

 歌詞はこちらで。

 1984年1月リリース。THE ALFEE17枚目のシングル。ドラマ「無邪気な関係」の主題歌。激しいサウンドが印象的なナンバーです。

星空のディスタンス

 THE ALFEEは70年代後半~80年代前半にかけて、下積みが長いバンドでした。以前取り上げた研ナオコの「窓ガラス」でバックバンドをしていた事も。

 私の勝手な予想ですが、己がやりたい事と主旨が違う仕事も多くしてきたのではないでしょうか。それが前作「メリーアン」のヒットで発言権・決定権を得た。これまで鬱積していた欲求を一気に爆発させ(特に高見沢氏)自分達のやりたかったサウンドにしたのがこの曲でしょう。

 メロディアスな曲調ですが、アレンジは完全にハードロックです。ディストーションバリバリのギターとツインドラムを当時のバンドはこぞってコピーしました。その流れがキリン「のどこし生」で元バンド少女が彼らとこの曲で競演し、夢を叶えるというCMに繋がったと思います。


 歌詞の内容は遠く離れた恋人に対する想いを綴ったものです。

 キーワードは500マイル。キロ数に直すと約800㎞。東京からだと西は広島、北は函館位でしょうか。

 インディ500という自動車耐久レースがあるように、一般的に一日に車で移動する限界の距離と言われています。簡単には移動できない距離の例えですね。ピーター・ポール&マリー(P.P.M)の「500マイル」という曲へのオマージュという説もあります。


 激しい風が今 心に舞う 「サヨナラ」はただ一度の過ちなのか

 「サヨナラ」という言葉の意味するもの。二人はただの遠距離恋愛ではなく、今は別れている状態なのかもしれません。「サヨナラ」を告げたのは恐らく男のほうでしょう。自分で過ちだったと後悔しています。


 星空の下のディスタンス 燃え上がれ!愛のレジスタンス

 さえぎる夜を乗り越えて この胸にもう一度…… Baby,Come Back!

 サビの部分でディスタンス(距離)と韻を踏んでいるレジスタンス(障害)。二人の間を遮るものは距離だけではないのです。つい別れを告げてしまった男の過ち=心の闇=さえぎる夜なのでしょう。


 Five Hundred Miles 君に遠すぎて 会えないつらさ

 耳をかすめるのは 君の声か 泣いている 叫んでいる 想いはつのる

 男の心に重くのしかかる500マイルの距離感。同時に、彼女の声が耳の奥に響いてきて、会いたい気持ちは頂点に達します。


 激しく吹く風に向かい あの街へ駆け抜けろ! 急げこの愛…… Baby,Come Back!

 ディスタンスとレジスタンスを乗り越えるべく、男は彼女の元へ出発したのでした。

 ドラマとしては飛行機・新幹線ではなく、星空の下、車を飛ばしていってほしいです。急げこの愛!



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category: 80年代前半

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