3次元で歌詞を読む

曲の歌詞の持つ意味を自己流で深読みして解釈しています。


リボン 


 

 リボン 歌手:槇健一 作詞:槇健一

 歌詞はこちらで。

 1995年、長崎の稲佐山で開かれた「WORLD PEACE FESTA」で槇健一が発表。

 槇健一は決してメジャーなシンガーではありません。知らない方がほとんどだと思います。

 長崎市出身の彼は1995年4月にシングル「夢の吹く丘」でメジャーデビュー。3枚のシングルと2枚のアルバムを発表した後、2002年病魔に倒れ32歳の若さで帰らぬ人となりました。

 そんな彼が発起人となり「平和賛成」をテーマに取り組んでいたライブイベント「ピースビートクラブ」。この「リボン」はそのイベントのテーマソングでした。

リボン

 槇健一の出身地である長崎が歴史上最も悲しみと苦しみに包まれた日がありました。1945年8月9日の原爆投下です。

 この曲は原爆の悲惨さ、平和の尊さを綴っています。

 被爆地長崎では、小学校の頃より平和教育で核兵器の恐ろしさ、愚かさを教えられます。更に、被爆体験のあるお年寄りから話を聞く機会等で、若い世代にも平和の尊さが行き渡っていると思います。

 槇健一氏も先人より伝え聞いた被爆体験から、大切な人を原爆で失った悲しみを表した詩を書いたのだと思います。


 素敵な街だと訪れてきた人々は言う あの石畳も上りつめれば どこか切ない夢の中へ

 異国情緒溢れる人気の観光地“長崎”。華やかさと表裏一体の切ない顔もあるのです。


 祈りを込めて今、千羽の鶴を飛び立たせよう 大地を踏みしめた平和の像も

 指を掲げている 高く高くと かかげている


 写真にある「平和祈念像」の事を歌っています。垂直に高く掲げた右手は原爆の脅威を表わしていると言われています。


 ひまわりが空を仰ぎ 太陽を眺め あの焼けた夏の日も咲いていたのか

 68年前のあの日も、ひまわりは変わらず咲いていたのでしょう。その平和な光景も全部一瞬で吹き飛ばされたのです。


 暮れゆく夏の空に が落ちてくる 帰らぬ友よ 無駄にはせぬと

 だから今、僕らはピースをかかげ 平和を祈りつづけよう


 戦争の一番酷いところは、大切な人を奪っていく事だと思います。残された人間は悲しみに暮れながらも、それでも生きていかなければならない。志半ばで逝ってしまった友の分も。


 最近、隣国とのトラブル等で憲法改正が論議されています。ツイッター等では「話せば分かるは通用しない!」「目には目を!」と声を荒げる戦争論者も見かけます。

 あまり思想的な内容になるのは好きではないので(笑)これ以上は語りませんが、そんな方々に是非、被爆地である広島・長崎や地上戦がおこなわれた沖縄を訪ねてほしいです。

 そしてこの「リボン」を聴いてほしいと思います。


 どんなに風の中へ悲しみ飛ばしても この長崎(まち)はあの日を忘れない

 年々、被爆体験者の数も減ってきています。それでも、長崎はあの悲しい出来事を忘れる事なく、後世に伝えていかなければならないのです。


 ※今回は、是非世界中の人達にこの曲を知って欲しく、68回目の原爆祈念日である8月9日に取り上げました。故槇健一氏の想いが永遠に歌い継がれますように。



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